お子様が自分たちでお片付けをするようになったマンションリフォーム。
大阪府大阪市 I邸
大阪府大阪市 I邸
お片付けからリフォームに発展した事例をご紹介します。
ママさんと2人のお子様がおられる、3人家族のマンション。
新居に引っ越して4か月、仕事に子ども達の習い事や学校の送り迎えで日々の忙しさが募り、物はあふれる一方。何をどこに置いたのかわからなくなっていました。
何度か友人達に片付けを手伝ってもらうも、すぐに元へと戻ってしまう「リバウンド」を繰り返す状況。それがお片付けを依頼されたきっかけでした。
まず、専門チームによる1年間のサポート形式のお片付けが始まりました。
月に2回~2ヶ月に1回のペースで訪問し、その間に物の整理や適正な量の把握方法を身につけていただきました。
忙しさのために掃除が行き届かず、じゅうたん敷きだった寝室の床がダニの温床になってしまうのではないか、という不安があったそうです。また、こまめに干せなかった敷布団の裏側にカビが発生してしまったことも、大きな要因でした。
さらに、翌年小学校に入る娘さんのためのスペースが必要になるのはわかっているのに、どうすればいいかわからない。そんなご相談を受けて、リフォームしましょうということになりました。
リフォームを考えるにあたっては、日常化していた所有物の取り合い、自閉症のご長男が個室を独占することから発生する兄妹ケンカが絶えないことに着目しました。
家族3人で就寝していた寝室はお兄ちゃんのお部屋に。
まだまだ身支度や学習に見守りが必要な妹さんのために、押入れを小さいお子さんでも衣類が出し入れしやすい身支度ゾーンへと改造。
そしてリビング・ダイニング・キッチンがつながる空間は2つに分ける提案をしました。キッチンからのお母さんの見守り視線を遮断しないような造作パーテションで空間を仕切り、家族共有のくつろぎスペースと、妹さんのお部屋にそれぞれリフォームすることとなりました。
ご兄妹それぞれのご希望はもちろん、お母さんの強いご希望であった「兄妹仲良く自立心を育てるお部屋環境づくり」をお片付けとリフォームの両面で実現いたしました。
LDKをパーテーションでゾーニングし、家族共用のスペースと、娘さんの部屋に分けました。パーテーションはキッチンからのお母さん見守り視線を遮断しないように適切な高さに調整されています。
娘さんのスペースがあるLDKは、お母さんのご希望でグリーンを基調にした壁紙を使いました。子どもだけではなく、大人も元気な気持ちになる明るい空間になりました。
そしてお子さん達も小柄なお母さんも使いづらかった、奥行きの深い押入れは、大きく改造しました。取り出しやすさはもちろん、一目でどこに何があるかがわかりやすく管理しやすい、オープンなクローゼットになっています。
新入学に伴い、宿題等もできるように机やランドセル置き場を作りました。カラーボックスで空間を仕切りながら、妹さんのお部屋風の半個室空間に仕上げています。
物があふれていた洋室は、ウォーク・イン・クローゼットとママのスペースになりました。
スッキリと見渡せるラックと、用途毎にまとめる箱を活用して、どこに何があるかをわかりやすく整理しました。
寝室はじゅうたん敷の床をフローリングに変更。
さらに壁紙やカーテンを新しくして、息子さんの部屋になりました。
リフォームの概要は以下の通りです。